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たつぼんさんの「W REVENGER」がすごかったのでついついラクガキしてしまったのです。



クラレのリクエストでイリヤ。



千葉テレビ、アニメスゲーやってるよな….



Thsnks 100000hit.



ランサーうろ覚えで描いてみる…こんな感じだっけ?



ブルマーじゃーこんちくしょーっ!!!



動きのあるように絵を描くのはむずいなぁ


またまた 友達の咲貴が書いたヤツにちょっと絵を入れてみました。

『盲目の雷槍』act1


ゲルニック王国、王城ゲルリッヒ。
その塔を思わせる円柱状の城の下には、無限に続く地下がある。

そして今……その地の底で最後の聖戦が始まろうとしていた。
それは、誰一人として知ることの無い戦い。
そして、誰一人として見届けることの無い戦い。

英雄・『白銀の老剣』こと――ジース・クライムと、
英雄・『盲目の雷槍』こと――シーラ・ロゼッタとの戦い。

一人は忠義の為に剣を取り、
そして一人は――民の為に槍を取る。

交わす言葉は既に無く、両者は護るべき誓いの為に己が武器を振るう――

「ぁ、ああああああああああッ!!」

先手を取りしは――『盲目の雷槍』
イカズチもかくやという速さで以ってジースに肉薄し――

「ぃ……っけーーー!!」

音すら置き去りにした突きを、その喉元目掛けて勢い放つ!

「………………」

対して、『白銀の老剣』は無言のままに己が為すべき事をなす。
それは流れる水を思わせる、一つの無駄も無い動き。
シーラの直線であり”点”であるその突きを――円の軌道で以って受け流す!



「……………!」

そして、無言の気合と共に円の軌道をなぞる白銀の刃は、
吸い込まれるようにシーラの首筋目掛けての――横一閃の一撃へと転じる!

その一撃は誰が見ても必殺であり、必勝の一撃であった。
だが、しかし――

「――――っく!?」

その必殺の一撃を、シーラは舌打ち一つでかわす。
それは、横一閃という”線”の攻撃故の盲点を付いたものであり、
そして、『盲目の雷槍』故に出来た回避行動。

シーラは先の攻撃よりも遥かに上回る速さで以って――下に身を沈めたのだ。

「な……っ!?」

驚愕の声を上げたのは――ジース。
顔に刻まれた皺を更に深いものにして、眼前で消え失せたシーラの姿を探す。
……だが、全てはもう手遅れだった。
彼が足元に視線を投げた時には既に、シーラは彼の背後にいたのだから……

「私の勝ちだ――『白銀の老剣』よ」

彼女がそう呟いた時にはもう、ジースの命は消えていた。
彼女が手にする、雷槍によって……

END



また友達の咲貴が書いたヤツにちょっと絵を入れてみました。

『盲目の雷槍』act2


満天の星空浮かぶ空の下、『盲目の雷槍』は走る。
血塗れになりながら、手にした槍を引きずって……

「――セルジュ・ミラ・アシュラム!」

叫びながらもなお――走る。
子供にも劣る速さで……

「……『盲目の雷槍』も堕ちたものですね。その速さで僕に挑むのですか?」

今にも崩れそうなシーラを見て、セルジュは小さく笑う。
”異質の天才”――セルジュ・ミラ・アシュラム。 彼が、全ての元凶だった。
王が狂ったのも、民が苦しんだのも全て……

「貴様が! ――貴様が!!」

渾身の力を込めて槍を振り上げるが――それも、彼には届かない。
空気を焦がす炎が、彼女の体を飲み込むから……

「あ……あぁぁぁぁっ!?」

燃える燃える、炎が燃える。
踊るように、舞うように……

「無駄と知りながらもなお立ち向かう姿は美しいが――分を弁えろ小娘」

杖を天高くかざし、セルジュは無情に吐き捨てる。
凍てつき壊れた瞳を浮かべながら……

「この世に奇跡も愛もありはしない。あるのはただ――破滅だけだ」

そう呟く彼の瞳は、一体何を映しているのだろうか。
眼前で燃える『盲目の雷槍』か、はたまた自分が奪った愛しき者の姿か……
――だが、その郷愁もすぐに消える。

炎の中から突き出された――槍の姿が視界に入ったが為に。

「……破滅だけ、だと? 奇跡も愛もない、だと?」

声が響く。
満天の星空の下、舞い踊る炎の中で――

「一度の裏切りぐらいで人生を悟ったつもりか――セルジュ!」





――直後、一筋のイカズチが天を突き破る。
落つる先は――炎より突き出されし”雷槍”!

「貴様の感傷で、どれだけの民が苦しみ涙を流したか知っているのか!」

炎が消える。
叫びは続く。
民の思いを代弁するように――

「知らぬと言うのならば、この”雷槍”で刻でやろう!」

開けた視界の先に――敵がいた。
黒のローブに、禍々しき輝きを放つ杖を持った敵が……
そして、この国を滅びに導く元凶が――!

「小娘が――!!」

叫びと共に杖の先より放たれた炎の矢。
一撃で街を滅ぼす力を秘めた炎の矢。

――だが、イカズチと化した彼女の前では敵ではなかった。

「セルジュ・ミラ・アシュラム!」

瞬間、槍が――放たれた。
イカズチを纏いし、一筋の槍が――

「これで……ああ、これで終わりだ――――!!」

叫びを力に、願いを光に変えて槍が走る。
民の為に、そして全てを終わらせる為に…………




……こうして、人知れぬ空の下で戦いは終わった。
誰にも知られる事無く、誰にも見届けられる事無く……

『盲目の雷槍』――シーラ・ロゼッタ。
風の噂によれば彼女はこの戦いの後、英雄ではなく新たな王として民に迎えられたそうだ。
しかし、彼女は決して首を縦には振らず、

「私はただ、苦しむ民を見ていられなかっただけだ」

そう言い残して、彼女は消息を絶った。


そして、それから十年の歳月が流れた今も、彼女の伝説は民の間で語り継がれている。
彼女の二つ名の由来でもある、”雷槍”と共に……


END




友達の咲貴が書いたヤツにちょっと絵を入れてみました。


『The Wheel Of Life 〜運命と言う名の車輪〜』



『私の名前はエルザ。

悲恋の果てに死んだ女性の名前を持つ女よ』


紅色に染まる空の下、少女は笑ってそう言った。
まるで自分もそうなりたいとでも言うかのような、澄み切った笑みを浮かべて……


≪……きっと僕は、この時既に彼女に恋をしていたのだろう≫



ゆっくりと加速していく時の中、エルザはいつも『エルザ』だった。
自分の事すら他人事のように、ただ『エルザ』の人生をなぞり続けた。
乗っていた列車を革命軍に乗っ取られた時も、
『……こういう場合。悲鳴とか上げちゃうと悲劇の引き金になるのよね』
座席と座席の間に身を隠しながら、ゆっくりと近づく足音など気にも留めずそんな事を言って笑い、
『――でも、ここじゃまだ死ねないかなぁ』
僕が止める間もなく足音の主の前に飛び出し、突きつけられる銃口に怯む事無く挑んで行った。


≪彼女に聞いた話によれば、エルザは天下無双の傭兵だそうだ≫


だから、自分もエルザにならってその身を鍛えたらしい。
何とも無茶苦茶な話だけど、実際彼女はそこらの男性よりも強く、逞しかった。

いつだったか、僕は彼女に聞いた事がある。
なぜ、そこまで『エルザ』にこだわるのか、と。
そうしたら彼女は、少しだけ悲しそうな顔をしてこう言った。


≪『エルザ』はね……私の血の繋がらない祖母なの≫


四十年前の戦争で恋人を失って、自分も見失ってしまった可哀想な人だった。
だからね、私は変えたいと思ったの。
そんな悲劇な運命を辿った『エルザ』の運命を……
全部が全部同じじゃないけど、せめて、次の『エルザ』である私は幸せにならなくちゃいけないって思ったの。
エルザ』を、悲劇のヒロインのままにしたくなかったの――

≪おかしいよね。私は私なのに……≫


――だけど、運命は残酷だった。
残酷なまでに、エルザに同じ運命を辿らせようと牙を剥いてきた。





≪――エミリオ! 駄目よエミリオ! 死んじゃだめよ!≫



直撃だった。
何の前触れもなく、身構える暇もなく、一発の銃弾が僕の体を貫いた。
僕を撃った人間は、エルザがすぐに地獄に叩き落した。
――だけど、遅かれ早かれ僕も、地獄に行くのだろう。
だって、僕は、大切な事を忘れていたのだから。


≪……そうだったね。悲恋には、どちらかの死が先に来るんだ≫

『エルザ』が悲劇のヒロインになるには、恋人の死が必要だったんだ。
恋人さえいなければ、彼女は『エルザ』にならなくて良かったのに……


≪ごめんね……僕さえ君の隣にいなければ、エルザは……≫

霞む視界の向こう側、涙が浮かんでいた。
 『違う』、とそう叫びながらも涙は頬を伝い、僕の体を支える暖かい手は小刻みに震え始める。
そして、僕……は……………



≪――!? 待って、待って、待って、待って、駄目、駄目よ――!!≫














そして、月日は流れ……












――その日。俺は変な女に出会った。
たまたま運悪く列車強盗に乗り合わせた時。
銃口を眉間に突きつけられながらも平然と笑って、凛とした声で――


『私の名前はエルザ! 世界一幸せになった女性の孫娘よ!』


そう叫んで、強盗を一瞬で叩きのめした女と出会った。
そいつはなんとも豪快な奴だったけど、
でも――



その名前には、聞き覚えがあった。


END



「君を全力で応援するっ!!!!!」


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